【HYROX完全攻略】乳酸耐性?乳酸闘値?乳酸を武器にする科学的トレーニング法をご紹介

2026.02.16 | まとめ

「もっと速く走りたいのに、脚が動かない」

「スレッドプッシュの後、鉛のように脚が重くなる」

急成長中のハイブリッド競技HYROX(ハイロックス)に挑む多くの人が直面するこの壁。
実は、これを乗り越える鍵は「根性」ではなく「生理学的なアプローチ」にあります。

本記事では、最新の研究報告に基づき、HYROX特有の「乳酸」との付き合い方、
エリート選手も実践するトレーニング戦略、そして2026年夏頃に開催を噂される
HYROXの日本大会に向けた対策を徹底解説します。

HYROX 乳酸耐性 乳酸闘値

「代謝のゆらぎ」との戦い

HYROXは単なる持久走でも、筋力コンテストでもありません。

1kmのランニングと高強度の機能的運動(ステーション)を8回繰り返すこの競技は、
生理学的に「代謝のゆらぎ」が発生する過酷なスポーツです。

平均心拍数は最大心拍数の90%近く(Zone 4-5)に達します。

ここで重要なのはVO2max(最大酸素摂取量)だけでなく、
「発生した乳酸をいかに素早く処理し、エネルギーとして再利用できるか」という能力です。

最新科学が証明:乳酸は「疲労」ではなく「燃料」だ

かつて「乳酸=疲労物質」と言われていましたが、
最新のスポーツ生理学ではその常識は完全に否定されています。

乳酸(Lactate)は、心臓や脳、そして遅筋にとっての「重要なエネルギー源(燃料)」です。

筋肉が動かなくなる真の原因は、乳酸そのものではなく、
同時に発生する水素イオンによる筋肉の酸性化(アシドーシス)です。

HYROXに勝つための身体とは、以下のサイクル(乳酸シャトル)が高速で回る身体のことです。

  1. スレッドプッシュ(速筋): 乳酸と水素イオンを素早く血中に排出する。
  2. ランニング(遅筋・心筋): 排出された乳酸を取り込み、エネルギーとして燃やす。

つまり、「走りながら乳酸を食べる能力」を高めることが、タイム短縮の最短ルートなのです。

エリートが実践する3つのトレーニング戦略

世界王者のハンター・マッキンタイアやローレン・ウィークスなどの
トップアスリートが実践している理論に基づき、具体的なトレーニング法を紹介します。

① Zone 2トレーニング(会話ができるペース)

多くの人が陥る罠が、毎回全力で走ってしまうこと。
しかし、乳酸を処理する能力(クリアランス能力)を高めるには、
全トレーニングの70〜80%を「Zone 2(会話ができる程度の楽なペース)」で行う必要があります。

これにより、筋肉内のミトコンドリアが増え、乳酸をエネルギーに変える土台が作られます。

② コンプロマイズド・ランニング(Compromised Running)

HYROX最大の特徴が、脚が疲労した状態で走る「コンプロマイズド・ランニング」です。
これを克服するには、特異的なセット練習が必要です。

③ ノルウェー式インターバル

乳酸性作業閾値(LT2)を引き上げるために、疲労困憊まで追い込むのではなく、
閾値ギリギリの強度を繰り返す手法です。

種目別攻略:スレッドとウォールボールの技術

乳酸が最も溜まりやすい「鬼門」のステーションを、技術でカバーしましょう。

種目攻略のポイントNG動作
スレッドプッシュ低い姿勢&体幹ロック
腕ではなく、体重全体を預けて脚で押す。呼吸は止めずに「短く吐く」。
腕の力で押す。
息を止めて力む(急激にバテます)。
ウォールボールリズムと呼吸の同期
しゃがむ時に吸い、投げる瞬間に吐く。腕を下ろして一瞬リラックスする。
腕を上げっぱなしにする。
100回を一気にやろうとする(20回区切りが推奨)。

2026年HYROX日本大会:日本の夏を制する対策

2026年夏頃、開催を予想される日本大会。この時期特有の対策が必須です。

暑熱順化(Heat Acclimatization)

夏は高温多湿です。
屋内とはいえ、熱気による心拍数の上昇(Cardiac Drift)は避けられません。

ギア(シューズ)選び

シューズ選びが特に重要です。

まとめ:科学的アプローチで限界を超える

HYROXは、ただ苦しいだけの根性競技ではありません。

生理学的メカニズムを理解し、
「乳酸を燃料に変えるエンジン」を作れば、タイムは確実に縮まります。

【今日からできるNext Step】

準備を整え、2026年夏の大会で最高のパフォーマンスを発揮しましょう!

オススメ記事はこちら▼

セミパーソナルジムLAULE’A50Fitness 本町店

〒541-0054
大阪市中央区南本町3丁目3-17 丸松ビル5階
「本町駅」から徒歩1分
「堺筋本町駅」から徒歩4分

|