季節の変わり目に注意!ぎっくり腰が増える理由と予防のポイント

2025.10.01 | まとめ

ぎっくり腰 自律神経 疲労回復

春から夏、夏から秋、そして冬から春へ…。
季節の変わり目には体調を崩す人が多く見られます。

その中でも特に増えるのが「ぎっくり腰(急性腰痛症)」です。

整形外科や整骨院の臨床現場では、寒暖差が激しい時期や梅雨の季節に腰痛を訴える患者が急増することが知られています。

日本整形外科学会の腰痛診療ガイドラインにおいても、
腰痛は温度変化・心理的ストレス・生活習慣の乱れなど複合的な要因で
発症・悪化することが示されています。


本記事では、

・季節の変わり目にぎっくり腰が起こりやすい理由

・ぎっくり腰を防ぐための日常的な対策

・生活習慣・運動・セルフケアの実践ポイント
を、専門的な知見を交えながら詳しく解説します。

季節の変わり目にぎっくり腰が増える理由

気温差による自律神経の乱れ

季節の変わり目は朝晩と日中の寒暖差が大きく、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
自律神経は血流や筋肉の緊張をコントロールしているため、乱れることで筋肉が硬直し、腰の柔軟性が失われます。

その結果、ちょっとした動作でも腰に過度な負担がかかり、ぎっくり腰を誘発するのです。

冷えによる筋肉・靭帯の硬直

冷えは腰痛の大敵です。

血流が悪化すると筋肉や靭帯の柔軟性が低下し、関節の可動域も狭まります。

特に腰回りの筋肉(脊柱起立筋や腸腰筋)が硬直すると、前かがみや荷物を持ち上げる動作で急性腰痛を引き起こすリスクが高まります。

運動不足と筋力低下

季節の変わり目は気温や天候が安定しないため、運動習慣が乱れやすい時期でもあります。

筋力が低下すると腰椎や骨盤を支える力が弱まり、ぎっくり腰のリスクが増大します。

特に体幹(コアマッスル)が弱い人は注意が必要です。

生活習慣の乱れ(睡眠不足・ストレス)

年度替わりや新生活が始まる春、気温の変化が大きい秋口などは、生活リズムが崩れやすい時期です。

睡眠不足や精神的ストレスは筋肉の緊張を強め、血流を悪化させ、腰痛のリスクをさらに高めます。

ぎっくり腰を予防するための実践ポイント

ぎっくり腰 自律神経 疲労回復

体を冷やさない工夫

・腰やお腹を冷やさない服装を意識する

・就寝時には腹巻きや毛布を活用

・入浴で体を温め、血流促進と筋肉の柔軟性を高める

適度な運動・ストレッチ

・朝起きたら軽いストレッチで筋肉をほぐす

・プランクやスクワットなど、体幹を鍛える運動を取り入れる

・1時間以上座り続けないようにして、こまめに体を動かす

正しい姿勢・動作を心がける

・荷物を持ち上げるときは腰からでなく膝を使う

・長時間のデスクワークでは腰に負担をかけない椅子を選ぶ

・急な前かがみ動作は避け、背筋を伸ばして動く

栄養と休養

・良質なたんぱく質(肉・魚・大豆)で筋肉を維持する

・カルシウム・ビタミンDで骨の健康をサポート

・睡眠時間を7時間以上確保し、回復力を高める

季節の変わり目におすすめのセルフケア習慣

1.腰回りの温熱ケア
ホットパックや蒸しタオルで腰を温めると血流が改善し、筋肉の柔軟性が保たれます。


2.呼吸法・リラクゼーション
深呼吸や瞑想は自律神経の乱れを整え、筋肉の緊張を緩和します。


3.軽い有酸素運動
ウォーキングや軽いジョギングは全身の血流を促進し、腰への負担を軽減します。


4.水分補給
筋肉や椎間板は水分を多く含むため、適切な水分摂取は腰痛予防に役立ちます。

よくある質問(FAQ)

Q1. ぎっくり腰は季節の変わり目以外でも起こりますか?
A. はい。重い荷物を急に持ち上げたとき、疲労やストレスが溜まっているときなど、季節に関わらず発症することがあります。
ただし、気温や生活リズムが変化する季節の変わり目は特にリスクが高まります。

Q2. 腰を冷やすのと温めるの、どちらが効果的ですか?
A. 急性期(発症直後)は炎症を抑えるため冷却が有効です。
しかし慢性的な腰痛や冷えによるこわばりには温めることが推奨されます。

Q3. ぎっくり腰になったら安静が一番ですか?
A. 以前は「安静第一」とされていましたが、現在は無理のない範囲で動いた方が回復が早いとされています。
医師の指導に従い、適度な活動を続けることが推奨されます。

Q4. 腰痛予防にはどんな運動が効果的ですか?
A. 体幹を鍛える運動(プランク・スクワット)、柔軟性を高めるストレッチ、全身の血流を促す有酸素運動の組み合わせが効果的です。

Q5. 腰痛が続くときはどうすればいいですか?
A. 2週間以上改善が見られない場合や、下肢のしびれ・麻痺を伴う場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など重度の疾患の可能性があります。
必ず整形外科を受診してください。

Q6. 腰痛予防に食事は関係ありますか?
A. はい。筋肉を支えるたんぱく質、骨を強くするカルシウム・ビタミンD、抗炎症作用を持つオメガ3脂肪酸などを意識すると予防につながります。

まとめ

季節の変わり目にぎっくり腰が増えるのは、気温差・自律神経の乱れ・冷え・運動不足・生活習慣の乱れが重なりやすいためです。
予防には「温める・鍛える・整える」がキーワード
日常の小さな工夫が、腰の健康を守る大きな一歩となります。

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