筋肥大とダイエットに最適な「トレーニング時間の目安」は?科学的根拠で徹底解説

2026.02.09 | まとめ

「筋トレは1時間以内に終わらせないと筋肉が分解される」

「有酸素運動は20分以上やらないと脂肪が燃えない」

ジムに通っていると、このような「時間のルール」を耳にすることがよくあります。
しかし、これらは本当に正しいのでしょうか?

実は、最新のスポーツ科学では、これらの常識の一部が覆されています。
トレーニング時間は、単なるスケジュールの問題ではなく、
「どれだけ効率よく筋肉に刺激を与え、回復できるか」という生理学的な戦略そのものです。


この記事では、最新の科学的エビデンスに基づき、筋肥大とダイエットにおける
「最適なトレーニング時間」について徹底解説します。

無駄な努力(ジャンクボリューム)を避け、最短で結果を出したい方は必見です。

トレーニング 時間 目安

結論:最適なトレーニング時間は、、、

まずは結論から。ACSM(アメリカスポーツ医学会)などの
ガイドラインや生理学的反応を統合すると、一般的に効果的なセッション時間は
45分〜90分の範囲に収束します。

しかし、ただダラダラと90分過ごせば良いわけではありません。
この時間の質を決めるのは、以下の3つの要素です。

  1. 負荷(Load)
  2. ボリューム(Volume)
  3. 休息時間(Rest Period)

「短ければ良い」わけでも「長いほど偉い」わけでもありません。
なぜこの時間になるのか、その中身を分解してみましょう。

筋肥大のカギは「休息時間」にあり(意外な事実)

「休憩を短くして追い込んだ方が効く」と思っていませんか?

かつては短い休息(30〜60秒)が成長ホルモン分泌に良いとされていましたが、
近年の研究(Schoenfeld et al., 2016など)では真逆の結果が出ています。

長い休息の方が筋肥大する理由

【実践ガイド】種目別の推奨休憩時間

むやみに休憩を削って時短をするのは、筋肥大においては逆効果になる可能性があります。

やりすぎ注意!「ジャンクボリューム」の罠

トレーニング時間を無意味に長くしてしまう最大の原因が「セット数のやりすぎ」です。
これを科学用語で「ジャンクボリューム(無駄なボリューム)」と呼びます。

1回のセッションで効果があるセット数には限界がある

研究によると、1つの筋肉群に対して1回のセッションで効果的なのは「3〜10セット」です。

【解決策】

1日で全身を限界まで追い込む(部位あたり15セット以上など)よりも、
「週2〜3回に分割して、各回6〜8セットずつ行う」方が、年間トータルの成長率は高まります。

ダイエットにおける「時間の真実」

「有酸素運動は20分以上やらないと無意味」という説は、
現在では誤解であることが分かっています。

脂肪燃焼のメカニズム

筋トレ vs 有酸素運動(時間効率の比較)

運動タイプ短期的脂肪減少長期的代謝維持推奨
有酸素運動◎ (高い)△ (低い)短期で体重を落としたい時
筋トレ◯ (普通)◎ (高い)太りにくい体を作りたい時

【結論】

特定の「脂肪燃焼時間」に固執する必要はありません。
忙しい現代人には、運動後も代謝が高い状態が続く筋トレや、
短時間で高強度のHIIT(高強度インターバルトレーニング)が
時間対効果(タイムパフォーマンス)に優れています。

レベル別:あなたに最適なトレーニング時間は?

初心者がいきなり上級者の真似をして90分以上のトレーニングを行うと、
怪我やオーバートレーニングのリスクが高まります。
自分の経験値に合った時間を設定しましょう。

レベル推奨時間頻度 (週)ポイント
初心者
(0〜6ヶ月)
20〜45分2〜3回フォーム習得が最優先。まずは「一貫性」を身につける。
中級者
(6ヶ月〜2年)
45〜75分3〜4回セット数を増やし、部位分割法(スプリットルーチン)を取り入れる。
上級者
(2年以上)
60〜90分4〜6回高い強度とボリュームが必要。場合によってはダブルスプリットも視野に。

まとめ:質を高めて「最高の45分〜90分」を

科学的な結論として、トレーニング時間は「長ければ良い」ものではなく
「回復できる範囲で最大化するもの」です。

本日の重要ポイント:

  1. 基本は45〜90分: ウォームアップとクールダウンを含めた時間です。

  2. 休憩を恐れない: コンパウンド種目では2〜3分しっかり休み、質の高いセットを行うこと。

  3. セット数を管理する: 1部位あたり10セットを超えたら「ジャンクボリューム」を疑うこと。

  4. 「1時間超え=筋肉分解」は気にしすぎない: 適切な栄養摂取があれば、
    コルチゾール(ストレスホルモン)を過度に恐れる必要はありません。

忙しい中で時間を捻出しているからこそ、
中身の薄い120分よりも、密度の高い60分を目指しましょう。
それが、理想の身体への最短ルートです。



オススメ記事はこちら▼

セミパーソナルジムLAULE’A50Fitness 本町店

〒541-0054
大阪市中央区南本町3丁目3-17 丸松ビル5階
「本町駅」から徒歩1分
「堺筋本町駅」から徒歩4分

|