お酒を飲みながらでも脂肪を燃やせる?〜ダイエット・引き締め・体づくりを両立する方法〜

2025.11.11 | まとめ

アルコール 飲酒 ダイエット

「お酒が好きだけど、ダイエットも頑張りたい」
「トレーニングをしているけど、たまには飲みたい」
——そう感じている方は多いのではないでしょうか。


結論から言えば、お酒を完全に断たなくても、脂肪燃焼やボディメイクは十分可能です。
ポイントは、

・飲んだ前後の過ごし方

・飲み方とタイミング

・運動の内容と強度

・食事の組み立て

にあります。

この記事では、栄養学・運動生理学・最新研究を踏まえながら、「お酒と上手に付き合いながら健康的に引き締める」ための方法を詳しく解説します。


1|お酒と脂肪燃焼の関係を正しく理解する

アルコール代謝と脂肪燃焼のメカニズム

アルコールは体内で、

1.肝臓 → アセトアルデヒド → 酢酸

2.最終的に水と二酸化炭素として排出

という代謝過程を経ます。


この代謝過程で、肝臓はアルコール分解を最優先します。
その間、脂肪の分解(脂肪酸のβ酸化)は一時的に抑制されるため、「飲酒中は脂肪が燃えにくい状態」になります。


しかし、これはあくまで 一時的な現象 です。

代謝が正常化するまでに4〜6時間程度。
その後の運動や食事管理で十分リカバリー可能です。


お酒=太るの誤解

    太る原因はアルコール自体よりも、

    ・飲み過ぎによる総摂取カロリー増

    ・高脂質・高糖質なおつまみ

    ・睡眠の質低下

    が主因です。

    つまり、お酒との付き合い方を変えれば、太るリスクを大幅に抑えられるということです。


    2|飲酒と上手に付き合うための基本原則

    アルコール 飲酒 ダイエット

    1.飲む頻度と量の目安

    ・週2〜3回以内

    ・男性:純アルコール量20〜40g/日(ビール中瓶1〜2本、日本酒1〜2合)

    ・女性:10〜20g/日

    世界保健機関(WHO)も、「少量の飲酒であれば健康リスクは軽減できる」と報告しています(WHO Global Status Report on Alcohol, 2023)

    2.飲むタイミングは「就寝3時間前まで」

    寝る直前の飲酒は、睡眠の質(特に成長ホルモンの分泌)を下げ、筋肉の回復・代謝向上を妨げます。
    ダイエット中の飲酒は「夕食中〜20時台まで」に終えるのが理想です。

    3.飲む前後の過ごし方

    飲む前:たんぱく質+食物繊維を摂る(アルコール吸収の緩和)

    飲んだ後:水分+電解質を補う

    翌日:軽い運動+良質な食事で代謝をリセット


    3|お酒を飲む人のための食事ポイント

    アルコール 飲酒 ダイエット

    1.飲酒時に選ぶべきおつまみ

    お酒を飲みながらでも脂肪燃焼を妨げないためには、糖質と脂質を控えめに、たんぱく質をしっかり摂ることがポイント。

    おすすめは:

    ・焼き鳥(塩)

    ・枝豆、豆腐、冷奴

    ・刺身、イカ、タコ

    ・野菜スティック、きのこ炒め

    ・卵料理(ゆで卵・出し巻き卵)

    避けたいのは:

    ・揚げ物(脂質+アルコールは肝臓に負担)

    ・甘いカクテル、梅酒

    ・シメのラーメンやおにぎり

    2.飲酒翌日の食事

    アルコール代謝では、ビタミンB群・マグネシウム・亜鉛が多く消費されます。
    翌日はこれらを意識的に補給しましょう。

    例:

    ・朝:卵+納豆+玄米+味噌汁

    ・昼:鶏胸肉サラダ+スープ

    ・夜:魚(特に青魚)+豆腐+野菜炒め


    4|有酸素運動と筋トレ、どちらが効果的?

    1.有酸素運動:脂肪燃焼の王道

    飲酒翌日の午前中は、体内のグリコーゲン(糖質エネルギー)がやや減っており、脂肪を優先的に燃焼しやすい状態です。
    このタイミングでの軽い有酸素運動が非常に効果的です。

    おすすめ:
    ・早朝ウォーキング(30〜45分)
    ・軽いジョギング
    ・自転車、スイミング


    ポイント:
    ・無理に汗をかくより「リズム良く呼吸を続けられる強度」で行う
    ・水分・ミネラルをこまめに補給する

    2.筋トレ:基礎代謝を上げる“太らない体づくり”

    アルコールは一時的に筋タンパク合成を抑制しますが、
    長期的な筋トレ習慣があれば代謝は上がり、脂肪がつきにくい体質に変化します。

    おすすめ種目:
    ・下半身:スクワット、ランジ
    ・上半身:腕立て伏せ、懸垂
    ・体幹:プランク、ヒップリフト

    週2〜3回を目安に「筋トレ+軽い有酸素運動」を組み合わせると、アルコールによる代謝低下を相殺できます。


    5|飲酒習慣がある人におすすめの運動スケジュール

    曜日内容ポイント
    筋トレ(全身)飲酒が少ない日に設定
    有酸素(30分)朝または昼にウォーキング
    飲酒OK日(軽いストレッチのみ)水分多め・就寝前は控える
    筋トレ(下半身中心)代謝を上げて脂肪燃焼促進
    飲酒日(夕食と一緒に)就寝3時間前までに終了
    軽い有酸素運動翌日のリカバリー
    休養日睡眠・栄養補給を優先

    6|飲酒習慣と上手に付き合う「代謝リカバリー法」

    1.水分+電解質をセットで

    アルコール代謝で水分・ナトリウム・カリウムが失われます。
    → 飲酒後・翌朝は「水+塩分(味噌汁や梅干し)」を意識。

    2.栄養素で肝臓サポート

    タウリン(しじみ・ホタテ)

    オルニチン(しじみ・きのこ類)

    ビタミンB群(豚肉・玄米)
    これらが肝機能を助け、アルコール代謝をスムーズにします。

    3.翌日は軽く体を動かす

    「飲みすぎた翌日は休む」ではなく、軽い運動で血流を促すことが回復のカギです。
    → 15分のウォーキングやストレッチでも十分。


    7|飲酒とダイエットを両立させるコツまとめ

    ・飲む日と飲まない日を明確に分ける

    ・飲む時間は早めに、量は控えめに

    ・飲酒翌日は水分+軽い運動

    ・食事は「たんぱく質+野菜」を中心に

    ・睡眠を整え、代謝のリズムを保つ

    お酒を完全に断つよりも、「うまく代謝リズムに合わせる」ことが長期的な成功につながります。


    FAQ(よくある質問)

    Q1. ダイエット中でもお酒を飲んでいい?
    → 適量であれば問題ありません。飲み方と食事を工夫すれば、体脂肪増加を防げます。

    Q2. どんなお酒が太りにくい?
    → 焼酎・ウイスキー・ハイボールなど糖質が少ないお酒が理想。ビールやカクテルは控えめに。

    Q3. 飲んだ翌日に運動しても大丈夫?
    → 軽い有酸素運動やストレッチならOKです。水分をしっかり摂ってから行いましょう。

    Q4. 飲んだ日は筋トレをしてもいい?
    → 飲酒直後の筋トレは避けましょう。翌日以降のほうが筋合成・集中力ともに高まります。

    Q5. お酒を飲む前に食べておくと良いものは?
    → ゆで卵やチーズなど、たんぱく質+脂質の軽いスナック。アルコール吸収を緩やかにします。

    Q6. 飲酒で浮腫むのはなぜ?
    → アルコールによる血管拡張とナトリウム不足が原因です。水と塩分(海塩・味噌汁)をセットで補いましょう。


    まとめ

    お酒を楽しみながらでも、脂肪燃焼・ボディメイクは十分に可能です。
    カギは、代謝を止めない生活リズム

    ・飲む量と時間を調整する

    ・飲んだ翌日こそ軽く動く

    ・水分と栄養でリカバリーする

    ・筋トレ+有酸素で代謝を底上げする

    「お酒=敵」と決めつけず、「飲む日も整える日」として捉えましょう。
    そうすれば、楽しみながら健康的な引き締まった体を維持できます。

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