筋トレでは「重量」と「回数」どちらが効果的なのか?|目的別に徹底解説

2025.06.04 | まとめ

トレーニング ダイエット 筋肥大 目的別


筋トレをしていると、ふと迷う瞬間が
あると思います。

「重たいウェイトで少ない回数をやるのが正解?」
「それとも、軽めの負荷でたくさんやった方がいい?」といった疑問です。

実際、SNSでもジムの現場でも、
このテーマは常に議論の的。
けれど本当のところは、目的によって
最適解が違うのです。

この記事では、
「筋肥大」
「筋力アップ」
「筋持久力の向上」といった目的ごとに
どんな重量設定と回数が効果的かを、科学的な根拠と実践に基づいて徹底解説します。

単に感覚に頼るのではなく、論理と実績に裏打ちされた方法を知ることで、あなたのトレーニング成果を最大化することができるはずです。

「重量と回数」の基本理論と科学的根拠

トレーニング ダイエット 筋肥大 目的別

筋トレの成果は、筋繊維への刺激と
その回復・超回復によってもたらされます。
この刺激には、筋肉の収縮様式(等尺性・求心性・遠心性)や、関与する筋繊維の
タイプが深く関係します。

この分類は、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)のトレーニング原則に基づいており、エビデンスの裏付けがあるトレーニング設計の指針とされています。

筋肥大に最適な「中重量 × 中回数」設定のメカニズム

筋肥大は、筋繊維の微細損傷後の回復過程で筋肉が太くなる現象です。
これを促すには、適度な重量とボリューム(総負荷量)が必要です。

この組み合わせは、機械的刺激(筋繊維への張力)と代謝的ストレス(乳酸などの蓄積)をバランス良く与えることで、筋肥大に有効な環境を作り出します。


「ベンチプレスの1RMが80kgの場合」
55〜68kgで10回を3セット実施することで、筋肥大に必要な刺激が得られます。

また、同一部位を週2〜3回刺激する
「高頻度トレーニング」が推奨され、
筋肉合成率の維持につながることも報告されています。

筋力向上には「高重量 × 低回数」が不可欠

筋力を高めるためには、
神経系の発達と最大筋収縮力の強化が必要です。
筋肥大とは異なり、
筋繊維のサイズよりも“出力の効率”を鍛えることが主目的になります。

ポイント
高重量トレーニングは中枢神経系への負荷が大きく、正確なフォームと休息が重要です。週1〜2回の頻度で十分な効果が得られ、オーバートレーニング防止にもなります。


「デッドリフトで1RMが120kgの場合」
100kgを3回×5セット行うことで神経系に強い刺激を与え、出力向上が期待できます。

筋持久力を高めるには「低重量 × 高回数」が基本

筋持久力とは、ある運動を反復・継続する能力です。
日常生活やスポーツにおける
パフォーマンスの土台となる能力でもあります。

この方法は、有酸素性代謝が優位になり、
筋肉内の毛細血管の発達、乳酸耐性の向上といった効果が見込まれます。


「スクワットで1RMが80kgの場合」
40kgで20回×3セットを行うと、
ふくらはぎ・太もも前面の持久性向上に
効果的です。

特にシニア層や有酸素系スポーツ愛好者に推奨されます。

よくある間違いと正しいプログラム設計

トレーニング ダイエット 筋肥大 目的別

多くの人が
「重い=筋肉がつく」
「多ければ効果的」と誤解し、
目的に合わないトレーニングを続けています。
効果的なプログラムには以下の3要素が欠かせません

目的・期間・頻度・体力に応じて
プログラムを設計することが、
長期的な成長と健康につながります。

まとめ:目的に応じた“賢い選択”こそが成果を生む

トレーニング ダイエット 筋肥大 目的別

「重量」か「回数」かという問いに対して、唯一の正解はありません。
ただし、目的に合わせて戦略を選ぶことで、最短距離で成果に近づくことができます。

現在のあなたの目標に最も合った方法を選び、週単位・月単位で戦略を見直すことが、効率的なトレーニングとモチベーションの維持につながります。


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