筋肉は資産|若いうちから始めたい「筋力低下予防」

2025.08.03 | まとめ

筋肉 健康寿命 筋力低下

「なんだか最近、疲れやすくなった」
「階段がきつくなった気がする」
そう感じるなら、
すでに筋肉が知らないうちに落ち始めているかもしれません。

筋肉は使わなければ、
年齢に関係なく誰でも減っていきます。

この記事では、
筋肉が低下する原因、
筋力低下によって引き起こされるリスク、いつから・なぜ筋トレを始めるべきなのか
を、専門的な視点を交えて解説していきます。

筋肉は“減るもの”|いつから落ちるのか?

多くの人が「老化=高齢者の問題」と思いがちですが、筋肉の減少は意外にも早く、20代後半から30代にはすでに始まっているといわれています。

・30歳をピークに、年間1%ずつ筋肉量が減少(何もしなければ)
・60代になると、20代の約70%まで低下
・80代では半分以下に落ちるケースも

これは
「サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)」と呼ばれ、加齢とともに起こる自然な現象です。ただし、自然とはいえ“予防”は可能です。

筋肉が落ちる主な原因

1. 加齢による筋肉合成力の低下

加齢とともに、筋タンパク質の合成能力は低下します。同じ食事・運動をしていても、若い頃より筋肉がつきにくくなるのはこのためです。

2. 活動量の低下

・デスクワーク中心の生活
・移動手段の機械化
・運動不足などにより日常的な筋肉使用量が激減しています。

3. 栄養不足(特にたんぱく質)

加齢や食欲低下により、十分なタンパク質を摂取できていない人が多いです。
筋肉の材料がなければ、当然ながら筋肉は維持できません。

筋肉が減ることで起こるリスクとは?

1. 基礎代謝の低下 → 太りやすくなる

筋肉はエネルギー消費の要。
減ると基礎代謝が下がり、
太りやすく、痩せにくい体質になります。

2. 体力・持久力の低下

階段や坂道での疲労、日常の移動での転倒リスク増加、趣味活動の継続困難など、
生活の質が大きく低下します。

3. 姿勢の崩れ・関節痛

腹筋・背筋・太ももの筋力が落ちると、
猫背や腰痛、ひざの痛みなども起こりやすくなります。

4. 糖尿病や生活習慣病のリスク上昇

筋肉は血糖を取り込む“貯蔵庫”です。
筋肉量が減ると
血糖コントロールが悪化しやすくなり、
糖尿病リスクが増します

5. フレイル・サルコペニア・ロコモの悪循環

特に高齢期に入ると、筋肉量の低下により「歩く・立つ・食べる」が困難になる悪循環に陥ります。

筋トレはいつから始めるべきか?

答えは明確です。今すぐ始めるべきです。

筋肉は何歳からでも増やせますが、
若いうちに習慣化することで、
「筋肉が落ちにくい体」「自然と体が動く生活」が手に入ります。

たとえば…

年齢筋トレの目的筋トレの効果
20代ボディメイク・基礎代謝UP太りにくい体、冷え性改善、自信
30〜40代健康維持・生活習慣病予防内臓脂肪減少、血糖値安定、姿勢改善
50代〜ロコモ・フレイル予防転倒防止、自立生活の継続、老化予防

「もっと早く始めておけばよかった」と後悔する人は多くても、「早く始めて損をした」という人はいません。

実際どんな筋トレをすればいい?

特別な器具やジムに行かなくても、まずは自宅での自重トレーニングから始めましょう。
まずは、以下の基本メニューを週2〜3で!

スクワット:下半身(太もも・お尻)→基礎代謝UPの要

プランク:体幹強化→姿勢・腰痛予防

腕立て伏せ:胸・腕→上半身のバランス

ヒップリフト:骨盤周り→歩行・姿勢の安定

1回10回前後、無理のない範囲からスタートし、徐々に回数やセット数を増やしていくことで、安全かつ効果的に鍛えられます。

継続のコツ

「1日5分」から始める:習慣化の第一歩は「やれる感覚」

記録をつける:筋トレログでモチベーション維持

家族や友人とシェア:誰かと取り組むと継続率が上がる

目に見える変化を楽しむ:体の引き締まり、疲れにくさなどが出てくるとやめたくなくなる


よくある質問(FAQ)

Q1. 筋トレは何歳からでも始めていいの?
A. はい。何歳からでも始められます。高齢の方でも、適切なメニューと頻度で筋肉をつけることができます。


Q2. 筋トレと有酸素運動、どちらを優先すべき?
A. 筋肉量が気になる方はまず筋トレをベースに、有酸素運動(ウォーキングなど)を組み合わせるとバランスが取れます。


Q3. 筋肉は一度つけたら維持できますか?
A. 残念ながら“使わなければ減る”のが筋肉です。維持には少しでも継続的な刺激が必要です。


Q4. 忙しくてトレーニングの時間が取れません。
A. 隙間時間にできる「ながらトレ(歯磨き中スクワットなど)」や、「通勤中の早歩き」などを活用するだけでも違います。


Q5. 痛みがある場合でも筋トレして大丈夫?
A. 痛みの原因によって異なります。自己判断せず、整形外科医や理学療法士に相談し、安全な範囲での運動を行ってください。

まとめ

筋肉は、健康を支える“体の資産”です。
年齢とともに自然と減っていく一方で、
今からの習慣次第で将来の体は大きく変わります

何歳であっても、遅すぎることはありません。
できることから、小さな一歩を踏み出すだけで、あなたの未来の健康は守られていきます。

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