「HYROXのゴール前、最後の門番」
8kmのランニング、そして地獄のようなサンドバッグランジを終えたあとに待ち受けるのが、
第8ステーション「ウォールボール(Wall Balls)」です。この100回の投擲は、
レース全体のタイムを劇的に左右するボトルネックであり、多くの選手の心を折る最大の難所でもあります。
「肩がパンパンで腕が上がらない」
「No Rep(無効試技)を取られてリズムが崩れる」
そんな悩みを抱えていませんか?
本記事では、HYROXウォールボールを攻略するためのバイオメカニクス(動作効率)、
呼吸法、メンタル戦略、そして具体的なトレーニングメニューを徹底解説します。

目次
HYROXにおけるウォールボールの難しさは、単なる「筋力」の問題ではありません。
この状態で100回を完遂するために必要なのは、筋力ではなく「動作の経済性(エコノミー)」です。
いかに楽をして、いかにエネルギーを使わずに投げるかが勝負の分かれ目となります。
技術を学ぶ前に、まずルールを完璧に把握しましょう。
HYROXのジャッジは厳格です。無駄な1レップほど体力を削るものはありません。
| カテゴリー | ボール重量 | ターゲット高さ | 備考 |
| Women (Open) | 4kg | 2.7m | |
| Women Pro | 6kg | 2.7m | |
| Men (Open) | 6kg | 3.0m | |
| Men Pro | 9kg | 3.0m | 最も過酷 |
100回連続で投げるためのカギは、「腕で投げないこと」です。
下半身の強大なパワーを無駄なくボールに伝える「運動連鎖」をマスターしましょう。
ゆっくりしゃがんで、ゆっくり立つのはNGです。
筋肉がゴムのように伸び縮みする「伸張反射(ストレッチ・ショートニング・サイクル)」を利用します。
ボトム(最下点)で一瞬弾むように切り返すことで、筋力消費を抑えられます。
初心者に多いミスが「アーリーアームプル(脚が伸びる前に腕で押し始めること)」です。
これでは肩が瞬殺されます。
ボールが落ちてくるのを棒立ちで待ってはいけません。
100回続けるための呼吸パターンは2つあります。
「限界までやってから休む」のは最悪の戦略です。余裕があるうちに計画的に休みましょう。
ジムで行うべき、HYROX特化型トレーニングを紹介します。
「疲労状態で投げる」練習です。これが最も効果的です。
メニュー例:
- 400m 全力ラン or 20m ランジ
- 直後に 30 ウォールボール
- これを3〜5セット
リズムと回復力を養います。
メニュー例:
- 10分間、毎分15回を投げ続ける。
男性なら9kg以上、女性なら6kg以上の重いボールを使って練習します。神経系を刺激し、本番のボールを軽く感じさせる効果があります。
HYROXはランニングが含まれますが、
ウォールボールのために厚底カーボンシューズ(Vaporflyなど)は推奨されません。
ソールが柔らかすぎてスクワットが安定せず、エネルギーロスや捻挫の原因になります。
推奨シューズの特徴:
HYROXのウォールボールは、単なる体力ゲーではありません。
この3つを意識してトレーニングすれば、100回という壁は必ず乗り越えられます。
レース当日、最後の力を振り絞ってターゲットを打ち抜き、フィニッシュラインを駆け抜けましょう!
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