冬の朝、心も体もスッと起きられる ― 目覚めを整えるウェルネス習慣

2025.12.13 | まとめ

冬 目覚め 健康

冬は、気温の低下・日の出の遅さ・乾燥などにより、自律神経が乱れやすく「起きられない・だるい・頭がぼんやりする」といった朝の不調が増えやすい季節です。


しかし、生活リズムと体内環境を少し整えるだけで、冬でもスムーズに起きられて、生産性も気分も大きく変わります。


ここでは、朝活・運動・食事・睡眠を軸にした“冬の目覚め強化法”を、トレーナー目線で分かりやすくまとめました。


目次

1. 冬の朝がつらくなる理由

冬に起床が難しくなる背景には、生理学的に以下の要素が関係しています。

① メラトニン(睡眠ホルモン)が長く残る

日の出が遅く、光刺激が不足するため、メラトニンの分泌が長引きやすい。結果、朝の眠気・だるさにつながる。


② 自律神経が「副交感神経優位」から切り替わらない

寒さによる血流低下、体温の低さでスイッチが入らず、朝の行動が重くなる。


③ 冬特有の「低気圧+乾燥」による倦怠感

酸素供給が低下し、組織への血流も鈍くなることで、頭痛や身体の重さが出やすい。


2. 朝の目覚めを改善する“冬の朝活ルーティン”

冬 目覚め 健康

① 起床後1分以内:光刺激でメラトニンOFF

・カーテンを開けて自然光を浴びる
・外が暗い場合は、デスクライトやリングライトでもOK
・2〜3分で体内時計のスイッチが入り始める


『ポイント』
光は網膜を通して「視交叉上核」に届き、体内時計をリセット。
冬の眠気対策に最も重要なステップ。


② そのまま“深呼吸+軽いストレッチ”で体温を1℃上げる

朝一でいきなり運動はしんどいので、まずは以下でOK。

・胸を開く深呼吸
・肩甲骨周りを回す
・股関節と背骨の伸展・屈曲

全身の筋紡錘が刺激され、自律神経が「活動モード」に切り替わりやすくなる。

『温まりやすいおすすめ3種』

・キャット&カウ
・ワールドグレイテストストレッチ(簡易ver)
・ふくらはぎポンプ(カーフレイズ)


③ 冬こそおすすめ「10分の軽い朝トレ」

短時間で体温を上げ、副腎皮質ホルモンの分泌を整える。

例:10分モーニングルーティン

1.スクワット 20回
2.ヒップヒンジ 20回
3.プランク 30秒
4.膝付きプッシュアップ 10〜15回
5.その場の軽いジョグ or マーチング 1〜2分

※筋力レベルに合わせて可変

※あなたのクライアントにも応用しやすい構成です


『ポイント』

冬は体温が上がりにくいため、短い運動で体内発熱を作るのが特に効果的。


3. “朝の食事”が目覚めを左右する理由と実践法

冬 目覚め 健康

冬は血糖の乱れで倦怠感や眠気が出やすい季節。

とくにあなたはクライアントに「過食・低血糖リスク」へのアドバイスもしているので、ここは丁寧に整理します。

① 朝食の役目:血糖安定+交感神経ON

・タンパク質 → 自律神経の材料(ドーパミン・ノルアドレナリン)
・脂質 → ホルモンバランスを安定
・炭水化物 → 筋肉と脳の即エネルギー

冬の朝は“高タンパク+中炭水+良質脂質”がベスト

② 目覚めを良くする朝の定番メニュー

あなたの普段の食事スタイルに寄せて作成しています。

・卵+鶏胸肉(温かいスープにするのも◎)
・ベビーリーフ+パプリカのサラダ
・玄米 or 雑穀米 少量
・アーモンド or ギー or オリーブオイル
・ホットコーヒー(飲みすぎ注意)



『ポイント』

冬は体温が下がりやすいので、温かいスープや味噌汁にするだけで代謝スイッチが入りやすい。


4. 睡眠を改善して“朝の弱さ”を根本から改善する

冬の朝がつらい人の多くは、実は夜の睡眠の質が落ちていることが原因。


① 寝る90分前の“体温コントロール”

・軽く入浴(40℃前後)
・深部体温が下がるタイミングで眠りにつきやすくなる


② 夜のブルーライトは“冬は特に”悪影響

日照時間不足で体内時計がズレやすいため、夜にブルーライトを浴びると余計にメラトニンが乱れる。

→ スマホは明るさ最低

→ 夜の作業は暖色ライト

③ 就寝前の吸収の良いタンパク質が朝の代謝を上げる

・鶏胸肉スープ
・ギリシャヨーグルト
・ゆで卵
・ホエイプロテイン(少量)

『ポイント』

睡眠中の回復が進むので、朝の目覚め+体温の立ち上がりが変わる。


5. “冬の朝を整える1日の流れ”まとめ

◆ 朝

・光を浴びる
・深呼吸&ストレッチ
・10分の軽い運動
・高タンパク朝食
・コーヒーは1杯


◆ 昼

・太陽光を浴びて体内時計の補正
・たんぱく質をしっかり
・カフェインは夕方以降控える


◆ 夜

・入浴で体温コントロール
・デジタルデトックス
・良質タンパク質を補給
・就寝リズムを固定(休日も±1時間以内)


6.【冬の朝の目覚めを良くする FAQ】

Q1. 冬の朝だけ特別に起きるのがつらいのはなぜですか?

冬は日の出が遅く、光を浴びる時間が短いため、睡眠ホルモン(メラトニン)が長く残りやすくなります。

さらに、寒さで血管が収縮し血流が落ちることで、脳や筋肉が“目覚めモード”に切り替わりにくいのが原因です。


Q2. 光を浴びれば良いと聞くけど、外がまだ暗い時はどうすれば?

デスクライトやリングライトでもOKです。

光は「網膜 → 脳の体内時計」という経路で作用するため、自然光がない場合でも人工光でスイッチを入れられます。


Q3. 朝の運動はどれくらいがベスト?

冬は体温が低く、激しい運動だとケガリスクが上がります。

おすすめは5〜10分の軽い運動。

スクワット・ヒップヒンジ・プランク・その場ジョグなどで十分効果があります。


Q4. 朝ごはんを食べると眠くなるのはなぜ?

炭水化物に偏ると血糖値が急上昇して、その反動で眠気が出やすくなります。

タンパク質+良質脂質+適量炭水化物にすると血糖が安定し、眠気が出にくくなります。


Q5. コーヒーは朝イチに飲んでも大丈夫?

OKですが、起床直後より起きて15〜20分後がベスト。

カフェインがアドレナリンを急激に上げるのを避け、胃腸にも優しくなります。

飲み過ぎると午後の低血糖や焦燥感に繋がるので、1〜2杯が理想です。


Q6. 朝起きてすぐ運動すると低血糖になることがある…どうしたらいい?

冬はエネルギー消費が増えて血糖が落ちやすい人がいます。

その場合は、

・温かい甘酒少量
・バナナ半分
・プロテイン少量など、“軽いエネルギー”を入れてから動くと安定します。


Q7. 朝活は続けたいけど、布団から出るのが辛すぎます…

布団の中でできる「スモールステップ」を入れると起きやすくなります。

・息を長く吐く腹式呼吸
・足首の曲げ伸ばし
・背伸びこれだけで交感神経が優位になり、体が自然に起きる準備を始めます。


Q8. 寝不足の日は朝活はやめた方がいい?

負荷の高いトレーニングは避けるべきですが、軽いストレッチや深呼吸は逆におすすめ。

血流が改善して脳がクリアになるため、仕事の効率も上がります。


Q9. 夜の睡眠の質を上げるコツはありますか?

冬は体温が下がりやすいので、

・寝る90分前の入浴(40℃前後)
・ブルーライトを控える
・良質タンパク質を少量摂るこの3つを意識すると翌朝の目覚めが大きく改善します。


Q10. 朝活を習慣化する一番のコツは?

“行動のハードルを下げること”が最重要です。

冬は特にやる気が出にくいので、

・朝は10分だけ運動する
・ストレッチだけの日があってもO K

まず光を浴びるといった“できるだけ簡単なスタート”から始めると続きます。


7. まとめ ― 冬の朝は“準備を整えれば”誰でもスッと起きられる

冬の朝のだるさは、根性不足ではなく、季節特有の生理的な変化によるもの。

だからこそ、光・運動・食事・睡眠という体を動かす4つのスイッチを整えるだけで、見違えるほどスムーズに起きられるようになります。

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