「筋トレは1時間以内に終わらせないと筋肉が分解される」
「有酸素運動は20分以上やらないと脂肪が燃えない」
ジムに通っていると、このような「時間のルール」を耳にすることがよくあります。
しかし、これらは本当に正しいのでしょうか?
実は、最新のスポーツ科学では、これらの常識の一部が覆されています。
トレーニング時間は、単なるスケジュールの問題ではなく、
「どれだけ効率よく筋肉に刺激を与え、回復できるか」という生理学的な戦略そのものです。
この記事では、最新の科学的エビデンスに基づき、筋肥大とダイエットにおける
「最適なトレーニング時間」について徹底解説します。
無駄な努力(ジャンクボリューム)を避け、最短で結果を出したい方は必見です。

目次
まずは結論から。ACSM(アメリカスポーツ医学会)などの
ガイドラインや生理学的反応を統合すると、一般的に効果的なセッション時間は
45分〜90分の範囲に収束します。
しかし、ただダラダラと90分過ごせば良いわけではありません。
この時間の質を決めるのは、以下の3つの要素です。
「短ければ良い」わけでも「長いほど偉い」わけでもありません。
なぜこの時間になるのか、その中身を分解してみましょう。
「休憩を短くして追い込んだ方が効く」と思っていませんか?
かつては短い休息(30〜60秒)が成長ホルモン分泌に良いとされていましたが、
近年の研究(Schoenfeld et al., 2016など)では真逆の結果が出ています。
【実践ガイド】種目別の推奨休憩時間
むやみに休憩を削って時短をするのは、筋肥大においては逆効果になる可能性があります。
トレーニング時間を無意味に長くしてしまう最大の原因が「セット数のやりすぎ」です。
これを科学用語で「ジャンクボリューム(無駄なボリューム)」と呼びます。
研究によると、1つの筋肉群に対して1回のセッションで効果的なのは「3〜10セット」です。
【解決策】
1日で全身を限界まで追い込む(部位あたり15セット以上など)よりも、
「週2〜3回に分割して、各回6〜8セットずつ行う」方が、年間トータルの成長率は高まります。
「有酸素運動は20分以上やらないと無意味」という説は、
現在では誤解であることが分かっています。
| 運動タイプ | 短期的脂肪減少 | 長期的代謝維持 | 推奨 |
| 有酸素運動 | ◎ (高い) | △ (低い) | 短期で体重を落としたい時 |
| 筋トレ | ◯ (普通) | ◎ (高い) | 太りにくい体を作りたい時 |
【結論】
特定の「脂肪燃焼時間」に固執する必要はありません。
忙しい現代人には、運動後も代謝が高い状態が続く筋トレや、
短時間で高強度のHIIT(高強度インターバルトレーニング)が
時間対効果(タイムパフォーマンス)に優れています。
初心者がいきなり上級者の真似をして90分以上のトレーニングを行うと、
怪我やオーバートレーニングのリスクが高まります。
自分の経験値に合った時間を設定しましょう。
| レベル | 推奨時間 | 頻度 (週) | ポイント |
| 初心者 (0〜6ヶ月) | 20〜45分 | 2〜3回 | フォーム習得が最優先。まずは「一貫性」を身につける。 |
| 中級者 (6ヶ月〜2年) | 45〜75分 | 3〜4回 | セット数を増やし、部位分割法(スプリットルーチン)を取り入れる。 |
| 上級者 (2年以上) | 60〜90分 | 4〜6回 | 高い強度とボリュームが必要。場合によってはダブルスプリットも視野に。 |
科学的な結論として、トレーニング時間は「長ければ良い」ものではなく
「回復できる範囲で最大化するもの」です。
本日の重要ポイント:
忙しい中で時間を捻出しているからこそ、
中身の薄い120分よりも、密度の高い60分を目指しましょう。
それが、理想の身体への最短ルートです。
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