どうも!肥後橋・本町のセミパーソナルジムLAULE’Aです!
今回は今問題になっている「認知症」についての記事です。
なんと日本は世界一の認知症大国って知っていましたか?
2019年、OECD(経済協力開発機構)によると
認知症の有病率がもっとも高い国、第一位は、なんと日本だったのです。
つまり日本は世界一の認知症大国…
もちろん日本は長寿国でもありますので、それに伴って発症率が高いのでしょうが
それはなにも日本ではなく、他国でも高齢化は進んでいるのです。
日本人の認知症患者は、現在600万人と言われています。
隠れ認知症を含めれば、日本では1,000万人を超えると言われています。
つまり高齢者の3人に1人が認知症なのです。
この数値を見れば如何に認知症の方の割合が高いかわかると思います。
今回はそんな認知症について予防になる食事をご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
認知症の7割が「アルツハイマー型認知症」と言われています。
アルツハイマー型はアミロイドβやタウと言う異常タンパク質が多く見られ、神経細胞がダメージを受けます。
画像では記憶を司る、脳の「海馬」やその周辺に脳の萎縮が見られます。
また特徴として、男性より女性の発症率が高いです。
その経過として物忘れに始まり、ゆっくり進行していきます。
多くの人に自覚症状はありませんので、気づいた頃には重症化しています。
認知症は身体が元気なのにボケてしまうので、知らずして多くの人に迷惑をかけてしまうので厄介です。
アルツハイマー病のリスク因子として、一般的に言われているのが
・加齢
・家族暦
・ApoE4などの遺伝子
・糖尿病
・喫煙
・高脂血症
などが指摘されています。
特にApoEはアルツハイマー病の発症にかかわる極めて重要な遺伝子です。
しかし最近では、これらの因子以外に
食事と栄養の重要性が唱えられる様になりました。
ざっと過去の研究を総括すると、認知症の予防にいい食材や栄養素は下記です。
・青魚
・野菜
・フルーツ
・ポリフェノール
・フラボノイド
・緑茶のEGCGとテアニン
・青大豆
・アスパラガス
・玉ねぎ
・コエンザイムQ10
・アスタキサンチン
・発酵食品
・クルクミン
・ビタミンB群
・ビタミンE
・ビタミンD
などです。
1日1回以上の魚を食べている人に比べて、ほとんど食べない人はアルツハイマー発祥のリスクが約5倍に上がると言う研究結果が報告されています。
オメガ3脂肪酸のDHAは、人の脳内に最も多く含まれている脂肪酸ですが
老化とともに減少し、アルツハイマー病の脳内DHA量は
健常者の半分にまで減少しています。
認知症を予防する栄養素として、重要なポイントはやはり脳に届きやすいものとなります。
中でもアスタキサンチンは、血液脳関門を通過しやすく脳内で抗酸化を発揮しアミロイドβを抑制します。
※血液脳関門・・・脳の検問所、脳には決められたものしか通さない仕組みがある。
脳の神経組織は腸や血管の様にターンオーバー(細胞の入れ替わり)が基本的にはありません。
しかり最近では、神経幹細胞が分裂・分化して
新たな神経細胞が生まれる「神経新生」があることが判明しています。
この神経新生を調整する栄養素が
DHA、クルクミン、フラボノイド、ビタミンB、ビタミンD、ビタミンE、アスタキサンチンなどで
実際にこれらに認知機能の向上が報告されています。
また脳機能において、神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させる
BDNFというタンパク質や老化を防ぎ修復機能のあるNGFというタンパク質が重要なのですが
アルツハイマー病においてはこれらが減少していると言うことが報告されています。
実は新しい研究で発酵食品がこのNGFを増やすと言うことがわかっています。
逆に認知症を促進してしまう食べ物はなんだと思いますか?
2020年に発表されたフランスの大規模コホート研究では、平均年齢78歳の認知症患者200人以上を対象に
認知症のない、同じ年齢層の418人にグループと比較したところ
・甘いスナック菓子
・でんぷん質の加工食品
・加工肉
などの食事をよく摂取していると、アルツハイマー病の発症リスクを大幅に上げてしまうと言われています。
いかがでしたでしょうか?
まとめると認知症のリスクを下げるには、アンチエイジング効果の高い栄養を摂取する事が
非常に効果的という事がわかりました。
なので、抗酸化作用の強い栄養素を積極的に摂取する事を意識していきましょう!
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