「短期間で痩せたい」と思う気持ちは多くの人が抱きますよね。
特にイベントや特別な機会を前にして、「1週間で5kg減!」
といったキャッチフレーズに惹かれることもあるでしょう。
しかし、急激な体重減少を目指すダイエットは、
体に深刻な影響を与えるリスクがあり、
特に女性はホルモンバランスを崩しやすいという特徴があります。
今回は、急激なダイエットが体に与えるリスクと、
健康的な体重管理の方法を解説します。
目次
短期間で大幅な体重を落とすためのダイエットは、
極端なカロリー制限や過度な運動を伴うことが多いです。
これにより、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
女性にとってホルモンバランスの乱れは死活問題ですよね。
ホルモンは生理周期や気分、エネルギーのレベル、
肌の調子などに影響を与えます。
エストロゲンの低下
急激な体重減少は、体脂肪が減り過ぎることで
エストロゲンの分泌を抑えることがあります。
エストロゲンが不足すると、生理不順や無月経を引き起こしやすくなり、
長期的には骨密度の低下や不妊のリスクも高まります。
コルチゾールの増加
極端なカロリー制限は、
体がストレスを感じる原因となり、
コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増えます。
これにより、食欲が不安定になったり、
脂肪が蓄積しやすくなるという逆効果が生まれます。
急激な体重減少を目指すダイエットでは、
食事制限によって必要な栄養素が不足しがちです。
栄養不足は、ホルモンの生成にも悪影響を及ぼし、
さらに体調不良を引き起こします。
ビタミンとミネラルの不足
ビタミンやミネラルが不足すると、
疲労感や肌荒れ、抜け毛などの美容面での問題が発生します。
タンパク質不足
筋肉の減少だけでなく、ホルモンの合成にも影響を与えるため、
全身のバランスが崩れやすくなります。
短期間での体重減少は、心にも大きな負担をかけます。
厳しい食事制限や激しい運動は、食事への執着や罪悪感を生み出し、
ストレスを増大させます。
これにより、摂食障害や不安感、
うつ症状を引き起こすことがあります。
また、栄養不足によってセロトニンなどの
「幸せホルモン」の分泌が低下し、
気分の落ち込みやストレス耐性の低下につながります。
これにより、ダイエットが心身両面での不健康につながる恐れがあります。
短期間で体重を大幅に減らすと、
基礎代謝が低下しやすくなります。
体は飢餓状態を察知し、エネルギー消費を抑えるために代謝を落とします。
ダイエットを終え、通常の食生活に戻すと、
代謝が低い状態のままでは消費カロリーが少なく、リバウンドしやすくなるのです。
また、筋肉量が減って基礎代謝がさらに低下するため、
痩せにくく太りやすい体質へと変わってしまうこともあります。
無理のない体重管理を行うためには、
バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせ、
徐々に体重を落とすことが大切です。
月に0.5〜1kgの減量を目指すと、
ホルモンバランスを保ちながら、
筋肉量を維持しつつ健康的に痩せることができます。
食事
栄養バランスの取れた食事を心がけ、
特にビタミンB群、鉄分、マグネシウム、タンパク質を十分に摂取するよう意識します。
運動
過度な運動ではなく、筋力トレーニングや有酸素運動を組み合わせて、
持続可能な活動を行います。
急にハード過ぎる運動を始めると身体的にも精神的にも
ストレスが大きいのでほど良い強度を心がけましょう!
ストレス管理
瞑想やヨガがオススメですが
趣味の時間を設けることで心の健康を保ち、
ホルモンバランスの乱れを防ぎます。
あとは日光に浴びる事で
ビタミンDが体内で生成され、セロトニンの分泌量も増えるのでオススメです。
日光を避ける人が多くなっているので
毎日最低でも15分くらいは日光に浴びる事をお勧めします。
短期間での大幅な体重減少は、ホルモンバランスを崩し、
体に多くの悪影響を及ぼすリスクがあります。
生理不順や不調、リバウンドなどを避けるためにも、
健康的なダイエットを心がけることが重要です。
冷静に考えると、1ヶ月に0.5kg痩せることで
1年間で6kg痩せる事になります。
短期間でダイエットすると、リバウンドの危険性もありますが
長期間で少しづつ痩せる事でその心配もなくなります。
無理をせず、体と心に優しい方法で、持続可能な体重管理を目指しましょう。
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